科目名:事例研究2(情報システム管理) 担当者:伊東俊彦 学期:2学期

1. 授業の目的と概要

雑誌などの資料からいくつかの企業を選択し,その企業のシステム管理について研究する.「事例研究1」では,文献上のデータの成功・失敗例からたとえば情報システム管理のあるべき姿を探り出すことを目的としたが,「事例研究2」では,実際の企業にインタビューするか,それに変わる研究をすることにより情報システムのあるべき姿と結果がどのように乖離するか,その原因はなにかなどの議論を行う.ここではあるべき姿を仮説とし,実務の上でさらに重要な要因があるのかどうかを探り出していく.

 

2. 学習の到達目標

情報システム管理の事例研究ができるようになること,および情報システム管理のあるべき姿を仮説として立て,それを検討することができるようになることを目標とする.

 

3. 授業の内容・方法と進度予定

1.オリエンテーション(講義内容、学習方法、評価方法などの説明)

2.会計関連を目指す人の情報システムおよび情報システム管理の概要知識(2回程度)

3.情報システム管理の成功・失敗事例およびあるべき姿の議論(7回程度)

4.実際の企業へのインタビューまたは事例研究の実務家との議論(1回予定)

5.情報システム管理のレポートの進捗発表(3〜4回程度)

 

4. 成績評価方法

授業への参画(出席,発表レポート:50%),および最終レポート(50%)で評価する.

5. 教科書と参考書

受講者の予備知識の傾向により教科書などを選定する.以下に参考となる書籍を掲げる.

・野村総合研究所『最新図解CIOハンドブック』NRIシェアードサービス,2005.

Harvard Business Review,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー訳『ITマネジメント』ダイヤモンド社,2000.
・日本情報処理開発協会編『情報化白書 2005』コンピュ−タ・エ−ジ社,2005.

・『動かないコンピュータ』日経BP社編,2002.

・『雑誌 日経コンピュータ』日経BP社.

・『雑誌 日経情報ストラテジー』日経BP社

 

6. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)

・履修の条件:「情報システム管理」「外書購読(情報システム管理)」「事例研究1(情報システム管理)」のどれか1つを受講しているとベターであるが,受講していなくても情報システムに興味があり積極的に参加できれば問題ない.

・連絡先:e-mail tito@econ.tohoku.ac.jp電話 022-795-4792(研究室直通)

・オフィスアワー:金曜日13:00〜14:30(事前にメールか電話でアポイント下さい)