科目名:事例研究1(情報システム管理) 担当者:伊東俊彦 学期:1学期 |
1. 授業の目的と概要 最近,情報システムの障害や情報システムに関連した不正事件などが話題となっている,当科目では,文献にあらわれた情報システム管理に成功・失敗している内外の企業を取り上げ,なぜシステム管理に成功・失敗しているのか,その要因を議論する.その中で日本と欧米とのシステム管理の相違点や陥りやすい問題点なども議論する.そのような議論をふまえ,たとえば情報システム管理における環境とは何なのか,また環境の分類によるシステム管理のあるべき姿などについて探り出していく. 2. 学習の到達目標 情報システムとその管理の事例の基本を修得できるようになること,および情報システム管理の要点や陥りやすい問題点について簡単なレポートを作成できることを目標とする. 3. 授業の内容・方法と進度予定 1.オリエンテーション(講義内容、学習方法、評価方法などの説明) 2.会計士または会計関連を目指す人の情報システムおよび情報システム関連の概要知識(文献による事例研究:4回程度) 3.情報システム管理の事例発表と議論(文献による事例研究:5回程度) 4.実務家による情報システム管理の紹介と議論(1回予定) 5.情報システム管理のレポート概要の議論(レポート作成とその概要の議論:4回程度) 4. 成績評価方法 授業への参画(出席,発表レポート:50%),および最終レポート(50%)で評価する. 5. 教科書と参考書 受講者の予備知識の傾向により教科書などを選定する.以下に参考となる書籍を掲げる. ・野村総合研究所『最新図解CIOハンドブック』NRIシェアードサービス,2005. ・Harvard Business Review,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー訳『ITマネジメント』ダイヤモンド社,2000. ・日本情報処理開発協会編『情報化白書 2005』コンピュ−タ・エ−ジ社,2005. ・『動かないコンピュータ』日経BP社編,2002. ・『雑誌 日経コンピュータ』日経BP社. ・『雑誌 日経情報ストラテジー』日経BP社. 6. その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等) ・履修の条件:「情報システム管理」または「外書購読(情報システム管理)」を受講しているとベターであるが,受講していなくても情報システムに興味があり積極的に参加できれば問題ない. ・連絡先:e-mail tito@econ.tohoku.ac.jp,電話 022-795-4792(研究室直通) ・オフィスアワー:金曜日13:00〜14:30(事前にメールか電話でアポイント下さい) |