科目名:外書購読(情報システム管理) 担当者:伊東俊彦 学期:2学期

1. 授業の目的と概要

本講義は現代の企業会計に不可欠である情報システムの管理に関するテクニカルタームや基礎的な知識を英語をとおして学習することにより,情報システム管理の分野における内外の研究のアプローチについて理解を深めることを目的としている.

前半の始めは、外書を読むための情報システムおよび情報システム管理の基本用語の学習を行う。その後情報システム管理(たとえばITIL(IT基盤ライブラリ)など)の外書購読を行う。後半は情報システムの役割とCIO(情報統括役員)などに関する外書購読を行う.

 

2. 学習の到達目標

情報システム管理のテクニカルタームを理解し,情報システム管理に関する外国語文献の内容を把握できるようになることを学習目標とする.

 

3. 授業の内容・方法と進度予定

1.オリエンテーション(講義内容、学習方法、評価方法などの説明)

2.情報システム管理の概要・基本用語の確認(外書を読むための基礎知識の講義:3回程度)

3.情報システム管理の文献の輪読(外国文献によるITILなどの学習)

4.情報システムの役割とCIOの役割(外国文献による情報システム部門およびCIOなどの学習)

5.情報システム管理の未来(外国文献によるこれからの情報システム管理などの学習)

*上記3〜5を各2〜5回程度で進む.

 

4. 成績評価方法

授業への参画(出席,発表レポート:50%),および最終レポート(50%)で評価する.

 

5. 教科書と参考書

情報システム管理に関連する外国語書籍やジャーナル.講義の中で適宜指示する.

参考文献:以下に参考となる書籍を掲げる.

Wysocki, R. K., Young J., Information Systems Management Principles in Action, John Wiley & Sons, Inc., 1990.・Walton, R. E., Up and Running: Integrating IT and Organization, Harvard Business School Press, 1989.・島田達巳・他『情報システムマネジメント』日科技連, 1994.

・日経コンピュータ編集『ITIL大全』日経BP社,2004.・野村総合研究所『最新図解CIOハンドブック』NRIシェアードサービス,2005.・Harvard Business Review『ITマネジメント』DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー訳,ダイヤモンド社,2000

 

6.  その他(履修の条件、連絡先、オフィスアワー等)

・履修の条件:情報システム管理に興味があれば誰でも受講可能であるが,一方的な授業でなく受講者が自らの問題意識と目標をもって学んでいくゼミ形式を採用する.そのため、積極的な参画意識をもって受講することが望ましい.

・連絡先:e-mail tito@econ.tohoku.ac.jp電話 022-795-4792(研究室直通)

・オフィスアワー:金曜日13:00〜14:30(事前にメールか電話でアポイント下さい)